グラノーラとコロッケは侮ってはいけません

グラノーラとコロッケは侮ってはいけません

グラノーラは買って帰るもの、
もしくはちょっと元気な時に作るもの。
外では食べたことがなかった、
だってグラノーラがあるようなお店には
もっと魅力的に感じるメニューがたくさんあって、
ただでさえ一つに絞るのが大変な中で候補にはあがらず、 わざわざ外で食べるものかな・・
なんて考えてしまっていたから。

お友だちとある日、原宿のGOOD TOWN DOUGHNUTSで
モーニングには少し遅い、ランチには少し早い、
つまるところレイジー・ブランチを楽しんでいた時
サンドイッチやパンケーキのメニューに目をかがやかせていた
(実は朝食をとってきていたのにお腹がもうペコペコの)私と違って
「私、グラノーラにする。」と
さらっと、潔く言ったお友だち。
「美味しそうー」と返しながらも
(足りなくないかな??サンドイッチ美味しそうよー)なんて心の中で唱えていたら
数分後に私は自分の席の前に置かれたものよりも
その先に置かれたグラノーラに釘付けになってしまった。

乗っているフルーツはたっぷりと、しかし多すぎない。
ツヤツヤとしている。可愛い。
食べたい。
ひと口ちょうだい、を何度かサンドイッチとともに飲み込む。

それから1日中、グラノーラのことを考えていた。
ヨーグルトに、グラノーラ、フルーツが乗っていた。
家に帰ればグラノーラはある、ヨーグルトも低脂肪タイプのものだけどある、
いちごとバナナもある、ラズベリーは冷凍のものだけど一応、ある。
帰りにスーパーでブルーベリーだけ買って帰った。

次の日の朝。晴れていて気持ちよく、
鼻歌を歌いながらフルーツナイフでままごとのように
一つ一つ、フルーツを切っていく。
バナナは少し熟れすぎな気がした。でも甘いに越したことはないだろう。
グラノーラが水分でしなっとなってしまうのが好きではなくて
ヨーグルトをスコップのような大きめのスプーンで2杯、
ケロッグのCMの気分でグラノーラを袋からそのままサラサラとかけて
素早くフルーツをランダムにのせていく。
誰も見ていないし、写真も撮る気は無いけれど、彩りに気を使う
こういうのは気分の問題、視覚は味に大いに影響を与えるのだ。

クリーミーなヨーグルト、
ザクザクのグラノーラ、
切りたて乗せたてのみずみずしいフルーツたち。
完璧なはずだった、でも、
美味しい、けど それは 普通に美味しい、だった。

今考えるとバナナはやはりグラノーラには熟れすぎていたし、
低脂肪のヨーグルトもなんだか味気がなかった。
そして全部一緒に食べても、なんだかまとまっていなかった。
少し悔しくて 何がいけなかったのか通勤時間丸々使って調べる。
灯台元暗しで最終的にGOOD TOWN BAKE HOUSEのインスタグラムに答えは書いてあった。

ギリシャヨーグルト、アーモンドミルク、
フレッシュフルーツに自家製のメープルグラノーラとハチミツ。

そうか、ギリシャヨーグルトだったんだ。
そこにアーモンドミルクも。
それでまとまりを出していたのかな。
いや、はちみつなのかも。
再度足りないものを購入し、
目を凝らして明日の朝に丁度いい具合になってそうなバナナを選ぶ。
熟れすぎてもダメ、青すぎてもダメ。

そして再チャレンジするも、やっぱり理想は程遠い。
そうなのだ、答えはもっともっと、1たす1くらいシンプルで、
「自家製グラノーラ」が違うのだったのだ。
もうどうしようもないので諦め、
「1日中頭の中を支配するほどの美味しいグラノーラは外でしか食べれない」が
今度妹に会った時に話すリストに加わった。
きっと妹はこう言うな、
「ねえ、先月も同じようなこと言っていたよ。確かコロッケサンドについてだった。」
侮るなかれ、グラノーラとコロッケ。

GOOD TOWN BAKE HOUSE

代々木上原の
「グッドタウンベイクハウス」
代々木上原駅を出てすぐ。朝8時からの身も心も満たされるモーニングで良い1日が始まる予感。