民族学者:(以下:民)こんにちは。怪しいものではありません、今お時間宜しいですか?
MAAM(マーム)さん:(以下:マ)今妹と待ち合わせしてるんで。来るまでなら。
民:ありがとうございます。お名前と、お仕事うかがってもいいですか?
マ:名前はマーム。学生です。服装史について学んでいます。
民:あ、学生さんなんですね。大人っぽい。
マ:そうですか?今日はちょっと、シンプル&シックで、大人っぽい格好がしたくて。
全身無地、モノトーンでまとめてたんですけど、これから妹と遊びに行くからなあ。(ゴソゴソ)
民:マダマダ族の方は、柄物や色物を身につけている印象でしたが、無地モノトーンもシックでステキですよ。
マ:(ゴソゴソ)あ、あった。妹って、双子なんですけど、同じ柄や色の服着たがるんですよね。
「双子コーデしよ!」とか言って。いやいや、本当に双子なのに。これでも巻こうかな。
民:なんですかそれ?エプロン?すごく可愛いチェック。
マ:そう、エプロンです。重ねるだけでパーっと印象変わるでしょ。あ、リボン、前で結ぼうかな後ろで結ぼうかな・・
民:へえ・・そのウェストのボタンに、ちゃんと重ねられるようになってるんですね。芸が細かい。
マ:でしょ。でも、今日は横でリボン結びにしちゃおうかな。あ、やっぱり、肩掛けにしよう。
妹、なんとなくチェック柄のトップスで来る気がする。上半身チェックでお揃いにしよう。
民:やっぱり双子だとテレパシー?みたいなの、あるんですかね。不思議、わかるんですね。
マ:なんとなくの予感だけれど。ちょっと肌寒いような気もしてたし、マント代わりよ。
民:うわ、想像していたのと違った、すごくステキですねその着こなし!
マ:ちょうど昨日の授業でマダマダ歴1800年頃にマントが大流行した、って習ったばかりで。
やっぱりいいわね。ちょっとクラシカルな感じ。
民:マダマダ歴・・メモメモ・・・
マ:あ、向こうで手振ってるの、妹だ!やっぱり上がチェック。
そういえば、これなんのインタビューでしたっけ?妹からも話、聞きますか?
民:いいんですか!ありがとうございます!あ、妹さんもステキなジャケットを着てらっしゃる・・
(つづく)